「忘れる」ことを思い出すこともある
JUGEMテーマ:認知症
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こんばんは。
介護家族カウンセラーのたまごです。
うちの祖母は、認知症がかなり進んできました。
わたしのことは、わからないことがほとんどです。
もちろん、たいていのことは
すっぽりと記憶がないので、
忘れていることがわかりません。
うちの両親は、わたしを指して、祖母に、
「この人、誰だかわかる?」
と、尋ねることがあります。
祖母は
「うんうんうん。あれあれ。うん。わかるよ。」
と、答えます(笑)
そして、「(わかるけど)ほら!名前言ってみろ」と続けます。
はい。
誰だかわからないのがバレちゃいます。
こんなやりとりを、笑いながらするのですが
最近、
「わたしよー忘れるんだず・・・」
と、つぶやいていました。
すごく心細そうで
不安げな祖母を
久しぶりに見ました。
明るく振る舞っているのは
実は、わたし達に気を遣っていたのかもしれないな。
と大反省です。
いつも わからないけど
わかるときも ある。
感情はちゃんとあるから
気を遣ったり
傷ついたり
悩んだりもする。
いつも笑顔でいることに
安心してしまっていて
祖母の心情を置き去りにしないように気をつけないとなー
と、当たり前のことを思い出させてもらいました。