「介護の負担」が「存在が負担」にならないように
JUGEMテーマ:認知症
こんばんは。
介護家族カウンセラーのたまごです。
認知症の祖母は
今、介護施設でお世話になっています。
入所したての頃は
母は毎日祖母の元へ通っていました。
60歳をこえている母は、日頃から体力の衰えや、
細々とした体調不良
女性に負担の多い家事
など、ただでさえ疲れています。
そこに祖母のところへ行くことがプラスになりました。
体力に加えて
精神的な疲労がとても大きかったです。
毎日通っても
祖母は全く覚えていません。
毎日、「久しぶりだこと~」
という反応です。
それでも、
「施設に入れてしまってかわいそうだから・・・」
「会いに行かないと、認知症がひどくなる」
と、かなり無理をして通っていました。
無理が重なると
祖母の存在自体が負担になってきてしまいます。
親への愛情と
罪悪感と
自己嫌悪と
自分さえがんばれば・・・
という気持ちと
体力、気力がせめぎ合います。
認知症になる前、
祖母はよく「子どもに面倒はかけたくない」と言っていました。
自分の子どもに
体を壊すほどの負担をかけたい親はいません。
今は、祖母が週に5日デイケアに通っています。
「デイケアにいかない日は、祖母のところに必ず顔を出す」
から、
「デイケアのない日は、なるべく祖母に会いに行く」
に変わりつつあります。
今の状況に合わせて
「○○しなくてはいけない」という考え方を
少しずつ手放すようにしたら、ほんの少しずつペースをつかめてきました。