歳をとると、困ることがなくなるらしい
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こんばんは。
介護家族カウンセラーのたまごです。
わたしのまわりの
多くのおじいちゃん、おばあちゃんたちは、
「歳をとったら、子どもやお嫁さんに迷惑をかけたくない」
「世話をされるのは忍びない」
だから、「施設に入りたい」と話していました。
本気でそう思っているし
「ここにしよう」
と下見に行っている方だっていらっしゃいます。
ところが、家族から見て
「いよいよ施設にお世話になる時期だな」
という頃になると
「行かない」
と言うおじいちゃん、おばあちゃんが非常に多い。
なぜでしょう?
「行け」
と言われたら、傷つくから。
費用との兼ね合い。
(「子どもに、少しでもお金を遺してあげたい」と話す方、多いんです)
新しい環境への抵抗。
理由は多々ありますが
わたしが見ていて、感じるのは、
「必要性を感じていない」ということ。
できていないこと
手助けが必要なこと
このままでは、健康を害する恐れがあること
これらのことを認識できなくなってきているから
「まだまだ大丈夫なのに、なぜ行かなきゃいけないのかわからない」
という状態になっているみたい。
家族の目には、「できていないことがわからないことが、わからない」ので、
なかなか話し合いがかみ合いません。
そうすると、だんだん関係がこじれてきてしまうので、
本人がどう感じているのか
よく聴くように気をつけてあげてください。
ゆっくり、じっくり話すと、
「自分ができていない」
ということを徐々に気づいて、受け入れていきます。