気がつけばクレーマー

こんばんは。

介護家族カウンセラーのたまごです。

うちの祖母が、まだ認知症と診断されていなかった頃。

どうやら、あちこちのお店で店員さんとケンカをしていたようでした。

わたしたち家族には隠しているのですが、

気まずくて、お店に行けなくなっているのでバレちゃいます。

何があったのか話を聞くと、

わたし達からしたら、「それは仕方ないんじゃないかなぁ・・・」

というようなこと。

本人は、

「年寄りだと思って馬鹿にして」

「女性一人だと、社会は相手にしてくれない」

「年寄りだって見ればわかるんだから、もっと丁寧に説明するべきだ」

と、怒ります。

話を聞く限りでは、店員さんは、バカにしてなんかいないようなんです。

じゃあ、なぜそう感じたのでしょう？

たぶん、自己肯定感がとても下がっているから。

できないこと

忘れてしまうこと

今までよりも理解に時間がかかること

目が見えなくなってきたこと

耳が聞こえなくなってきたこと

年齢とともに、成功体験も少なくなります。

自分で、自分のことを肯定できていないと、

他人からも否定されているように感じてしまします。

そうやって、他人相手にぶつかってばかりいると

どんどん孤独になってしまって・・・

本当は、

年を重ねてきたことが

生きていること自体が

とても価値があることだと思うのです。