「自分でできることを奪わない」と意地悪の境界線
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こんばんは。
介護家族カウンセラーのたまごです。
ご高齢の方と接するとき、
「自分でできることまでやってあげると、どんどんできなくなって衰える」
と言われることがあります。
ゴミ箱にゴミを捨てる
捕まらずに歩く
お洗濯をする
など、自分でできることはたくさんあります。
でも、ついついそばにいる人に、
細々と頼ることが増えてきます。
自分でできることは、自分でやってもらう
それが、元気で自立し続けるために必要・・・
わかる気がします。
が、わたしは
やってあげない=意地悪している
そんな気分になってしまいます。
しかも、
家族の場合
ご高齢の方は、言うことを聞いてくれるかどうかで
「自分はこの家庭で尊厳を維持できているか」
「家族に愛されているか」
などを測ることが実は多いんです。
もちろん、
「年寄りは労るものだ!」
とも思っていますしね。
そういう場合
「自分でできるでしょ」
と厳しく接すると
「もう、家族に振り向いてもらえない存在だ」
「居場所がない」
と傷つきかねません。
そこでわたしがひとまずたどり着いた結論。
「自分でできることをやってあげても良いじゃない。」
意外と家族がそばにいない場面では
自分でできたりもしていますしね。
身体の衰えも怖いけど
心が孤独になったり
衰えてしまうことの方が怖いと思うのです。