お風呂がイヤじゃなくなる 声がけ<雰囲気
JUGEMテーマ:認知症
おばあちゃんは、認知症が進むにつれて
お風呂に入っていないのに「入った」とは言わなくなりました。
なんとしてでもお風呂に入ることを阻止するようになったんです。
めんどくさい、だるい、疲れた、眠い、アカじゃ死なない・・・
入らない理由が次から次へと出てきます。
極めつけは「痛い痛い・・・」←嫌なときの必殺技です。
ところが!
今、お世話になっている施設での様子を見ていたら
とってもニコニコしながら
介護士さんと手をつないでお風呂に入っていきました。
介護士さんに
「あんなにニコニコお風呂に入るなんて信じられない!」
と言うと、
「お風呂って言ってないもの~笑。『さぁ、行きましょうね~』って楽しそうに行くとニコニコついてきてくれるのよ」
とおっしゃっていました。
さすがプロ!
自宅で入ってくれなかったのは、
「おばあちゃんをお風呂に入れなきゃ!」
というわたし達の緊張感が伝わっていたからかもしれません。
その緊張感は、おばあちゃんにとっては
「お風呂は入らなくてはいけない。」(なのに入らないおばあちゃんはダメだ。)
「一人でお風呂にも入れなくなったのか・・・」
「お風呂に入っていなくて汚い」
という無言のメッセージになっていたのかも。
認知症では、
「自分ができていないこと」は嫌と言うほど感じているんです。
なので、ちょっとした家族の言動にも傷ついたり、
反発したりします。
相手が負担に感じない言葉
ほっとできる雰囲気って大切ですね。