知っていることの大切さ
JUGEMテーマ:こころ
JUGEMテーマ:認知症
こんばんは。
介護家族カウンセラーのたまごです。
親が老いてくると
ショックなことにたくさん遭遇します。
忘れたり
だらしなくなったり
頑固になったり
怒りっぽくなったり
そうすると、
「汚い!」
「何回言ったらわかるの!」
「なんでこんなこともできないの!」
などなど
心ない言葉を浴びせてしまうという話を聞きます。
でも、「歳をとったから」
じゃなくて
「認知症だから」
ということが多々あります。
認知症って
どういう病気で
どんな症状があって
その症状のせいで、こんな言動をしてしまう。
ってことを知っておくことってとても大切だと思うのです。
理由がわかれば、仕方がないと思える。
知識があれば、応用して考えられる。
もちろん、
病気とわかっているからといって
何でも許せちゃうわけではないです。
わたしも、
「もーいい加減にしてよ!」
と思うときもあるし
つい、言ってしまうこともあります。
そして
少しすると、
「あー。やりたくてやったわけではないんだよね・・・もしかして、こういう理由があったのかな?」
「また、怒りをぶつけてしまった。あーあ、またやっちゃった・・・」
と、反省したり、落ち込んだりします。
でも、
勉強して、知識を得ているからこそできる反省です。
一緒に暮らしていた、
祖父母に対しては
知識もなく、本当に申し訳ないことをしました。
10代のわたしは、
年をとるってどういうことかわからずに、
認知症って嫌なこと、人間性が失われること・・・
衰えていくこと。
そんなふうにとらえていたので、
できないこと、嫌なところばかりが目につき、
ただただ祖父母のことを「嫌い」になっていきました。
わたしにも、両親にも知識がなかったとはいえ、
本当に、申し訳ないし、不幸なことだなと
後悔しています。
ついカッとなったり、
いやになったり、
落ち込んだり。
感情が揺さぶられることは良いんです。
ただ、知識を持っていることで
介護する側が救われるんです。